シャープが運営するISP「Sharp Space Town」は10日、上り方向で24時間に15GBを超える通信を行なっているユーザーに対して、24日から利用の一部制限や停止などの規制を実施することを発表した。該当するユーザーには事前にシャープから通知が行われる。また、下り方向の通信については、規制の対象外となっている。
今回の利用規制は、Bフレッツとフレッツ・ADSLの利用者を対象として、24時間あたり15GBの上り方向のトラフィックを発生させるユーザーに対して、利用の一部制限または停止を行なうもの。シャープでは、一部のユーザーが平均的なデータ転送量を著しく上回るデータ送信を行なうことで、ネットワーク設備や通信帯域を専有する状況が発生しているとして、利用規制を実施することにしたとしている。
規制の対象となったユーザーに対して、帯域制限や利用停止など具体的にどのような制限を行なうかについては、ユーザーに連絡を取って個別に対応していくという。また、WinnyやWinMXといった特定のアプリケーションやプロトコルに限定せず、通信量によって規制を行なうかどうかを判断するとしている。なお、現在のADSLサービスでは上り方向が最大1Mbpsのため、24時間で15GBの通信量が発生することはないが、これについては将来的にADSLの上り方向の速度が高速化することが考えられるため、あらかじめ規制の対象としているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://help.spacetown.ne.jp/Info/20040610-1.html
■関連記事
・ BB.exciteの規約改定、スパム業者やWinnyユーザーなどに帯域制限も可能に(2004/02/16)
・ IIJ、1日15GB以上送信するBフレッツユーザーなどを対象に帯域制限(2004/02/09)
( 三柳英樹 )
2004/06/10 14:18
- ページの先頭へ-
|