ECジャパンは29日、Yahoo!やGoogleなど複数の検索エンジンを利用したマーケティング投資効果を診断するサービス「検索マーケティング 投資対効果診断サービス(以下、検索マーケティング診断サービス)」を提供開始したと発表した。料金は、1回の初期診断サービスの場合で50万円から。
検索マーケティング診断サービスは、複数の主要検索エンジンに対応した検索エンジン最適化「SEO(Search Engine Optimization)」と、キーワード広告「SEM(Search Engine Marketing)」を、同社の独自開発ソフトで分析・診断するというものだ。
診断内容は、「検索キーワードすべてに関して、キーワードごとの購買行動や資料請求などがビジネスに結びついたか」や、「SEO効果とSEM効果のどちらが投資対効果が高かったかを判断」「競合Webサイトと検索マーケティング状況を比較診断」などが挙げられている。
ヤフーは、5月末頃にポータルサイト「Yahoo! JAPAN」の検索エンジンを、googleから独自開発の「Yahoo! Search Technology(YST)」に変更したため、国内企業の多くは従来の“google対策のみ”の状況から、複数の主要検索エンジンへの対策を迫られているという。それらのニーズを受けて、ECジャパンではYSTやgoogleを含む複数の検索エンジンへの対応を総合的に判断可能な診断サービスを提供するという。
ECジャパンは診断サービスを単体で提供するほか、6カ月の検索マーケティングメニューも用意している。今後は、検索エンジンマーケティング全般についての動向や、YSTを含めた検索エンジン調査レポートも発表していく予定だとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ecjapan.jp/news/r_040629.htm
■関連記事
・ Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続?~ECジャパン調査(2004/06/03)
・ Yahoo! JAPAN、検索エンジンをGoogleから独自技術に移行(2004/05/31)
( 大津 心 )
2004/06/29 15:59
- ページの先頭へ-
|