マカフィーは6日、2004年上半期のウイルス発生状況を発表した。上半期に最も検知台数の多かったウイルスは「W32/Netsky.q@MM」の10,839台で、トップ10には他にもNetskyの亜種が3種類ランクインしている。
ランキング2位は「Exploit-MhtRedir.gen」の5,863台、3位は「W32/Nachi.worm.b」の5,149台となっている。また、トップ10には他にも「W32/Netsky.q@MM!zip」(4位、4,826台)、「W32/Netsky.p@MM」(5位、3,793台)、「W32/Netsky.d@MM」(7位、3,370台)とNetskyの亜種がランクインしており、上半期に大流行したNetskyウイルスの被害規模を示す結果となっている。
感染のあった企業数によるランキングでは、1位が「Exploit-MhtRedir.gen」の1,779社、2位が「W32/Netsky.q@MM」の1,701社、3位が「W32/Netsky.p@MM」の1,331社で、こちらのランキングでもNetskyの亜種が4位、9位、10位に入っている。
マカフィーでは、2004年上半期はNetsky、Mydoom、Bagleの亜種が頻発し、2月からの3カ月間で危険度が“中”以上となるケースが20件を数える“異例な状態”であったとしている。また、一部のウイルスは発見から国内での検知までの時間が短くなってきており、緊急対応についても迅速性が要求されつつあると警告している。
【7/7 追記】初出時、企業数によるランキングの3位が「EICAR test file」の1,430社、Netsky亜種が4位、5位、10位にランクインと記載しましたが、誤りがあったため修正いたしました。
関連情報
■URL
マカフィー
http://www.mcafee.com/jp/
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( 三柳英樹 )
2004/07/06 18:42
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