World Wide Web Consortium(W3C)は29日、世界各国の携帯電話事業者による業界団体であるOpen Mobile Alliance(OMA)との提携を発表した。両者では、携帯端末からのWebアクセスに向けた仕様を共同策定する覚書を締結。Webへアクセスできる機能を搭載する携帯端末向けの新たな機能を迅速に策定、標準化、運用していくという。
今回の提携により、W3CとOMAでは技術情報の交換や相互技術提供に共同で取り組む。W3CのInteractionドメインリーダであるPhilipp Hoschka氏は、「W3CとOMAが正式に協調関係を確立したことで、いつでも、どこでも、誰でも、いかなる機器からでも、同じWebサイトへのアクセスを実現するユニバーサルアクセスという理想に近づくことができる」とコメント。OMAの技術最高責任者であるMark Cataldo氏は、「W3Cとの協働により、相互運用性に対する市場ニーズに取り組みたい」としている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.w3.org/2004/07/OMA-pressrelease
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( 鷹木 創 )
2004/07/30 12:29
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