ECジャパンは4日、第3回の検索エンジン調査レポートを公表した。5月末にYahoo! JAPANが新しい検索エンジンであるYST(Yahoo! Search Technology)を採用したことに伴う調査で、GoogleとYahoo! JAPANで同じ単語を検索した結果の一致率は約18%としている。
ECジャパンが行なった調査は、GoogleとYahoo! JAPANのそれぞれに対して、2003年の国内での人気検索フレーズ1,000語をWeb全体から検索し、検索結果として表示された上位50位までのURLとキーワード広告について解析、数値化を行なったもの。調査期間は2004年6月の1カ月間。
調査によれば、GoogleとYahoo! JAPANの検索結果上位50位のうち、同一のURLが表示される割合は約18%という結果となった。MSNなどが採用しているInktomiとGoogleを比較した2004年1月の調査では、両者の検索結果の一致率は約16%となっている。検索結果として表示されるページのうち、CGIなどによって動的に生成されるページ(URLに「?」を含むページ)の割合は、Googleが7.7%、Yahoo! JAPANは8.3%といずれも低い傾向にあるものの、1月の調査に比較するとGoogleでは動的ページの割合が上昇しているという。
6月14~15日に行なったキーワード広告についての調査では、1,000語の検索フレーズのうち、キーワード広告が表示される割合はGoogleが43.9%、Yahoo! JAPANが47.1%で、Yahoo! JAPANの方が広告が表示される割合がやや高くなっている。また、Yahoo! JAPANの検索結果で表示されるページがキャッシュされた日付の調査では、7日以内にキャッシュされたURLが全体の15.6%を占め、30日以内にキャッシュされたURLでは全体の51.1%に達している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ecjapan.jp/news/r_040804.htm
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( 三柳英樹 )
2004/08/04 19:24
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