米Microsoftは6日、「Windows XP Service Pack 2 with Advanced Security Technologies(Windows XP SP2)」のRTM(製造工程向けリリース)を発表した。2カ月以内に他の25言語向けも正式に発表される予定だ。
Windows XP SP2は、2001年にWindows XPが発表されて以来最大級となるソフトウェアアップデートで、特に問題となっているセキュリティ機能を徹底的に強化しているのが特徴だ。Windows XP SP2をインストールすると、新たに設けられた「Windows Security Center」を通して、PCにインストールしてあるファイアウォールや自動アップデートサービス、ウイルス対策ソフトなどのアップデート状況を一覧できる。さらにウイルス感染の大きな原因となっているバッファオーバーフローに関連する脆弱性をなくすために、米Intelや米AMDと協力し、データが間違って実行されないための仕組みも組み込んだ。
Microsoftでは、Windows XP SP2を適用するためにWindows XPの自動アップデート機能設定を「オン」にするよう強く勧めている。そうすることにより、Windows XP SP2が入手できるようになり次第、インストールソフトウェアの通知がなされるようになる。ただし、Windows XP SP2は容量が大きいため、インターネット接続環境によっては入手できない場合もあることから、Microsoftでは、Windows XP SP2のCD-ROMを入手できる注文フォームをWebサイトに設けている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/aug04/08-06WinXPSP2LaunchPR.asp
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/08/09 11:59
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