米司法省は26日、オンライン犯罪を取り締まる「Operation Web Snare」の成果として、150人以上を逮捕し117件の刑事告発を行なったと発表した。
Operation Web Snareは、米司法省や連邦地検、連邦捜査局(FBI)などと共同で、IDの盗難、詐欺、ソフトウェアの偽造などの犯罪を取り締まる目的で行なわれたキャンペーン。6月1日から8月26日までの間に160件以上の捜査が行なわれ、15万人以上の被害者と2億1,500万ドル以上の被害が判明したとしている。
この期間中に逮捕されたケースとしては、オンライン受注システムをハッキングし、コンピュータ機器1,000万ドル以上を騙し取ろうとした容疑で起訴されたルーマニア人ハッカーと5人の米国人グループや、数千枚の偽造クレジットカード情報をチャットを通じて交換していたとして起訴されたウクライナ人などが挙げられている。
ジョン・アシュクロフト米司法長官は「Operation Web Snareは、アメリカの司法界がインターネット犯罪の新しい傾向に対応し、解決に向けて努力していることを示すもので、国内外の政府が相互に協力することが、オンライン犯罪に対して有効であることを示すものである」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.usdoj.gov/opa/pr/2004/August/04_crm_583.htm
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( 三柳英樹 )
2004/08/27 15:42
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