NECは9日、同社が運営するISP「BIGLOBE」において迷惑メール対策を強化したと発表した。BIGLOBEのアドレスを悪用したメールの同時大量送信を制限するとともに、差出人が存在しない偽装アドレスからのメール受信を拒否する。
具体的には、同一IPアドレスからの同時メール送信数について、一般的な利用者に影響を与えない程度の上限値を設けた。一方、受信メールについては、差出人アドレスのチェックを強化し、DNSに登録されていないドメイン名からのメールを迷惑メールと判断して受信を拒否する。
NECによれば、BIGLOBEのメールサーバーが受信した迷惑メールのうち、約3割が存在しない偽装されたアドレスからのものだったという。今回の対策強化により、迷惑メールを大幅に削減できるとしている。
BIGLOBEではすでに6月末より、入会から一定期間は送信できるメール数を制限するなどの迷惑メール対策を実施している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0409/0903.html
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( 永沢 茂 )
2004/09/09 14:41
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