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マイクロ総研、複数拠点間で自前の広域イーサ環境を構築できるブリッジ


UnifiedGate101
 マイクロ総合研究所は10日、レイヤ2トンネリングブリッジ「UnifiedGate101」を13日に発売すると発表した。企業などの複数拠点をカバーする広域イーサネットと同等の環境を、安価なインターネット接続回線を使って構築できる。販売はSIや代理店を通じて行なうが、価格は1台95,000円程度を見込んでいる。

 UnifiedGate101では、イーサネット層(レイヤ2)のデータフレームをIPフレームでカプセル化することで、本来はIPプロトコルしか通さないインターネットや地域IP網を経由しながら、すべてのイーサネットフレームをやりとりできるようにする。Windowsのファイル共有やネットワークプリンタの共有のほか、AppleTalk、NetWareなども拠点を越えて利用可能だという。

 具体的には、各拠点に引き込まれたインターネット接続回線と拠点内LANの間にUnifiedGate101を設置することで、UnifiedGate101同士の間がトンネリングされ、同一セグメントのネットワークを構成しているようになる。各拠点内の端末のIPアドレスは本社にあるDHCPサーバーから付与されるほか、インターネットへの接続も本社に設置されたゲートウェイを経由して一元化されるため、ファイアウォールなどの機器を集約することも可能になる。

 マイクロ総研では、UnifiedGate101とADSLなどの回線を利用することで、専用線による拠点間接続サービスなどを使うのと比べ、コストを数分の1から数十分の1にまで削減できるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.mrl.co.jp/news/index.html
  製品概要
  http://www.mrl.co.jp/sbg-sec/unifiedgate/index.html

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( 永沢 茂 )
2004/09/10 21:11

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