総務省関東総合通信局は、NECが申請した高速電力線搬送通信(高速PLC)の実験設備設置を許可した。
高速PLCは、家庭内の電力線を利用し、コンセント経由の接続でインターネットに接続できる技術。2MHz~30MHzの高周波帯域を利用することから既存の無線システムの影響を与える恐れがあるとして、漏洩電界の低減を目的とした実証実験でのみ設備の利用が許可されている。
今回の許可を受けて、NECは9月13日から2005年3月31日まで、2~30MHzの高周波数帯域を利用した高速PLCにおける漏洩電界強度の低減技術を検証する。実験場所は、東京都江東区の東京電力社宅で実験を開始するという。
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■URL
ニュースリリース
http://www.kanto-bt.go.jp/press/p16/p1609/p160913.html
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( 大久保有規彦 )
2004/09/14 19:07
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