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GmailをWindowsの“ドライブ”として認識させる実験ソフト公開


 米Googleが試験提供中の無料メールサービス「Gmail」の1GBの保存領域を、Windowsのエクスプローラでドライブとして認識できるソフト「GMail Drive」がオープンソースで実験的に公開された。Internet Explorer 5以上に対応する。

 GMail Driveはここ数日間で改良を加えられてはいるが、まだ致命的なバグが数多く報告されているため、今のところ実用性には乏しい。また、暗号化を伴う安全なインターネットプロトコルが使用されていないため、重要なファイルは決してアップロードしないようにする必要があるなど注意すべき点は多いが、実験的には大きな意義をもつと考えられる。

 マイコンピュータに表示されるGMail Driveのドライブに新しいファイルを作成すると、GMail Driveはそのファイルを表わすメールを作成し、Gmailアカウントに送信する。そのメールはGmailのInboxフォルダに表示され、作成したファイルはメールの添付ファイルとして保存される。GMail Driveは定期的にGmailアカウントを確認し、新しいファイルやディレクトリ構造があるかどうかを確認する。

 まったく同様のアイディアで、GmailアカウントをLinuxのファイルシステムとしてマウントする「GmailFS(Gmail Filesystem)」が以前話題になった。今回、Windows向けのソフトが開発中ということで、ファイル共有やグループウェアなど、Gmailの利用方法に大きな変化をもたらす可能性を示唆している。


関連情報

URL
  GMail Drive(英文)
  http://www.viksoe.dk/code/gmail.htm

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Gmailをネットワークストレージに改造するプログラムが公開される(2004/09/01)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/10/12 12:37

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