米AOLと非営利団体のNational Cyber Security Alliance(NCSA)が実施した調査で、80%のPCにスパイウェアやアドウェアが存在し、その数は1台あたり平均93種類に上ることがわかった。
調査は、オンラインセキュリティに対するユーザーの理解度を調べるために、米国の22以上の地域で9月15日から10月8日にかけて実施されたもの。PCのウイルス対策ソフトやファイアウォールの使用状況のほか、ウイルス感染やスパイウェアの存在などがチェックされた。サンプル数は329世帯で、194世帯(59%)がブロードバンド、135世帯(41%)がダイヤルアップとなっている。
調査によると、サンプル世帯のPCを実際にスキャンしたところ、80%のPCにスパイウェアやアドウェアのコンポーネントが見つかったという。最も多いPCではインストールされていたコンポーネントが1,059種類に達し、平均では1台あたり93種類がインストールされていたことになるという。ただし、89%の人はこれらのソフトが自分のPCに入っていることを認知していなかった。
ウイルスについては、19%が1種類以上のウイルスに感染。平均では1台2.4種類のウイルスに感染しており、最も多いPCでは213種類のウイルスが発見された。
関連情報
■URL
調査結果(英文、PDF)
http://www.staysafeonline.info/news/safety_study_v04.pdf
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( 永沢 茂 )
2004/10/27 16:25
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