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第2回インターネット公売の申し込みは789人~19万円のベンツが人気


 ヤフーと東京都主税局は28日、第2回インターネット公売の参加申込を締め切り、参加申込状況を公開した。

 インターネット公売は、税金の滞納で差し押さえた財産をYahoo!オークションのシステムを利用して公売にかけるもの。東京都主税局がヤフーと共同で試験的に運用を開始しており、7月から8月にかけて実施した第1回では美術品や自動車、ピアノなどが出品され、2,966人が参加。合計落札額は、見積額の約410万円を大幅に上回る1,600万円以上に達した。

 第2回インターネット公売では、10月14日午前10時から28日午前10時にかけて、Yahoo!オークションの専門サイトにおいて、合計789人の参加申し込みを受け付けた。

 内訳は、1994年登録のベンツ(見積額19万円)が305人、山下清氏のリトグラフ「ハイデルベルグの古城」が119人、富岡鉄斎の掛け軸「巌居谷飲図」が47人となった。このほか、Nikon F3、Nikon AFなどのカメラやレンズには126人が申し込んだという。

 今後の予定は、11月9日に申込者を対象にした入札(せり売り)を実施。続いて、11月11日には最高価格申込者(落札者)を決定する。買受代金納付期限は11月18日。

 なお、東京都の推計によると、インターネット公売オークションシステムのアクセス者数は約43万人。第1回インターネット公売に比べ参加者が減少した点について、ヤフーでは「今回はキャンセル防止のため、公売保証金見積額の引き上げ、キャンセルした落札者のインターネット公売参加禁止といったルール変更を実施した。アクセス数では前回の約45万人から2万人程度しか減っていないので、ルール変更により、真剣に落札したい利用者のみが申し込んだのではないか」としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2004/1028.html
  東京都主税局 公売オークション
  http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/

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東京都主税局の第2回ネット公売、キャンセル防止のために参加条件厳しく(2004/10/12)


( 鷹木 創 )
2004/10/28 17:43

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