米Yahoo!のCEOでChief YahooであるJerry Yang 氏が28日、同社の公式ブログに初めてコメントを寄せ、重視している検索サービスの戦略について語った。
Yang氏は、検索サービスの世界は米Yahoo!がサービスを開始した10年前と比べて大きく変わったとの印象を述べ、ただ単にユーザーに自分で情報を探してもらうだけでは不十分だと指摘。その上で「今日では人々は、探しているものが自分にとってぴったり見つかることを期待する」と述べ、昔からよく言われている検索の例として「Java」を入力したときにその人はコーヒーについて検索しているのか、それともプログラミング言語について検索してるのかということがわからなければならないと説明した。
さらに同社技術部門のJeremy Zawodny氏が最近述べた「検索サービスをもっと適切に、そしてパーソナルに」という言葉を引用。この考え方が極めて重要であると繰り返し、「検索サービス、コミュニティ、パーソナライゼーションとコンテンツの統合こそが、人々の生活にとって適切であるサービスを提供する基盤を築く」との基本戦略を説明した。
Yang氏の今回の投稿に目新しい点はなかったが、最近の一連のYahoo! Search Technologyの発表やRSS、Local Search、My Yahoo! Searchなどの取り組みからも、検索サービスの適切性の向上とパーソナライゼーションへの注力というYahoo!の基本戦略が徹底していることが見てとれるだろう。
関連情報
■URL
米Yahoo!公式ブログの該当投稿(英文)
http://www.ysearchblog.com/archives/000041.html
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・ 米Yahoo!、「My Yahoo! Search」でついにパーソナルサーチ分野に参入(2004/10/06)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/10/29 12:52
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