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Hotmail、11月19日から新ドメイン「hotmail.co.jp」の提供を開始 |
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Hotmailは従来まで全世界共通の「hotmail.com」ドメインで運用していたが、日本専用の新ドメインを用意することで、希望するメールアドレスの取得が従来よりも容易になるという。また、「.com」アドレスへ集中的にメールを送信する迷惑メールの削減効果も見込めるとしている。国内専用ドメインは日本を含め、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアで同時に提供が開始される。 機能は従来の「hotmail.com」ドメインと同等だが、「hotmail.com」から「hotomail.co.jp」への移行はできず、新たにアカウントを取得する必要がある。また、メールボックスの容量はメールアドレス取得後30日間は25MBで、以降も継続して利用する場合は250MBに拡張される。すでに「hotmail.com」ドメインのメールアドレスを取得しているユーザーは、11月19日以降も継続して利用できる。 MSN事業部 コミュニケーションサービスグループ ディレクターの丸岩幸恵氏はMSN Hotmailについて「MSNの収益の9割を占める広告収入のうち、Hotmailの広告収入は12％を占めており、前年度と比較して30％伸びている」という現状を説明。「7割のHotmailユーザーが新規登録から1カ月以内にMSNの他サービスを利用している」というデータを踏まえ、「Hotmailを充実させることでMSNの他サービスも価値が高まっていく」との考えを示した。 Hotmailのユーザーは月間で10万ユーザーの伸びを示しており、丸岩氏は「メールボックスの大容量化と今回の新ドメイン提供でさらに伸びるのではないか」と予測。今後もHotmailを中心としたコミュニケーションサービスを引き続き開発、「ユーザーに意味のあるサービスを提供すると同時に、ビジネスとして将来性が見込めるサービスを実現する」との意欲を示した。
佐藤氏によれば、無料メールに対するユーザーの姿勢も近年変化してきるという。佐藤氏は同社の調査で56.6％のユーザーがHotmailをメイン利用しているというデータを引用し、「従来まで“捨てアカウント”や補助的な役割と思われていた無料メールがメインアカウントとして使われている」と指摘。ユーザーが友人との連絡やメッセンジャー用にHotmailを利用しているというデータから「Hotmailがコミュニケーションツールとしての位置を獲得しているのではないか」との考えを示した。 今後は「Hotmail.co.jp」のほかに、ユーザーが取得したドメインをHotmailで利用できるサービスも検討を進めており、30日間利用されなかったメールアカウントを消去するシステムについても期間の延長を考えているという。佐藤氏は「多少欲張りな数字かもしれないが」と断った上で、「2005年6月にはHotmailユーザー800万人を達成したい」との目標を示した。
関連情報 ■URL MSN http://www.msn.co.jp/ 関連記事：無料Webメールサービス「Hotmail」のアクティブユーザーが520万を突破[BroadBand Watch] http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7057.html ■関連記事 ・ Hotmailの機能強化、ウイルスメール駆除機能を無料で提供、容量も250MBに（2004/06/24）
（ 甲斐祐樹 ）
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