エキサイトが運営するISP「BB.excite」は、迷惑メールを送信しているBB.excite接続会員に対して、12月1日付で迷惑メールに関する罰則を強化すると発表した。悪質な送信者に対しては刑事告発も検討するという。
発表によると、迷惑メール送信者に対しては「即時利用停止措置」あるいは「即時契約解除措置」を強化するという。また、迷惑メールがBB.exciteのサービスに与えた影響や同業他社の制裁金を勘案して、損害賠償の請求も行なう。さらに、特に悪質な送信者に対しては刑法その他法令による刑事告発も検討する。エキサイトでは従来から「BB.exciteサービス利用約款」と「BB.exciteメールサービス利用規約」に基づき送信者への警告を行なっていたが、「迷惑メールの撲滅に貢献するため、利用約款などをより厳正に適用することにした」としている。
なお、エキサイトでは迷惑メールを「受信者に無断で宣伝・勧誘等を行なう出会い系サイトなどの広告メール」「身に覚えのない金銭要求のあるメール」「第三者や架空のアドレスを装う(なりすまし)メール」といった一斉に大量送信されるようなメールであると定義。いわゆる“チェーンメール”や「ネズミ講などの勧誘メール」も含まれる。
エキサイトによると「最近の1カ月で迷惑メールの問い合わせが急増した。迷惑メール自体の総量が増加している可能性が高い」という。迷惑メールを受信したユーザーが迷惑するだけでなく、エキサイトの設備に多大な負荷がかかり、サービス提供に支障を来すこともあると説明した。
関連情報
■URL
迷惑メールの送信に関するBB.exciteの対応について
http://cdn.excite.co.jp/service/info/?mode=abuse
■関連記事
・ 迷惑メールの規制対象を拡大~総務省の研究会が素案(2004/11/12)
( 鷹木 創 )
2004/12/02 12:56
- ページの先頭へ-
|