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来日したGoogle本社のエンジニア
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米Googleの日本法人であるグーグルは2日、東京R&Dセンターを報道関係者に公開した。
グーグルでは今年春からからR&Dセンターのエンジニアについて採用活動を本格スタートしており、すでに数名の採用が決定しているという。今回、米GoogleのWayne Rosing技術担当副社長をはじめ、米国マウンテンビュー本社からエンジニアが来日したのに合わせて“お披露目会”が開かれた。
東京R&Dセンターは、渋谷にあるグーグル東京オフィスの一画に開設。3~4人のチームごとに割り当てられるいくつかの小部屋に仕切られており、現時点で合計30人ほどを収容するスペースが確保されている。グーグルでは、ひとまずはこのスペースが埋まるくらいのエンジニアを採用する予定だ。ただし、あらかじめ採用枠を限定しているわけではなく、必要があれば拡張していくという。
日本国内でGoogleの研究・開発拠点が始動したことで、今後は日本語への対応も充実していくことが期待されるが、東京R&Dセンターは日本語ローカライズだけを行なうわけではないという。東京のエンジニアが世界各地のR&Dセンターのエンジニアとチームを組み、日本語に限定されないプロジェクトを推進していくことも可能だ。実際、Googleが採用するエンジニアは、グラフィックやロボティクスなど多様なバックグランドを持っており、研究・開発対象は検索には止まらないという。
グーグルでは、東京R&Dセンターで日本語対応などの重要課題に取り組む一方で、エンジニアたちが自分のアイディアを自由に探求できる環境も提供。東京R&Dセンター発の新たな機能やサービスも生み出していく考えだ。
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R&Dセンターに設けられたチームごとの部屋。ソファが持ち込まれている部屋も
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Google検索が使われた地域を示すGeodisplay。1個の点が1回の検索を表わしている
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関連情報
■URL
Google
http://www.google.co.jp/
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( 永沢 茂 )
2004/12/02 17:28
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