政府のIT戦略本部、「国家情報セキュリティセンター」設置を決定

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政府のIT戦略本部、「国家情報セキュリティセンター」設置を決定

　政府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部（IT戦略本部）は7日、情報セキュリティ対策における政府としての統一的・横断的な調整機能を持つ「国家情報セキュリティセンター（仮称）」を内閣官房に設置することを決定した。2005年始めよりプロジェクトチームを発足し、業務内容や人員構成の詳細について検討を開始し、早期の活動開始を目指す。

　国家情報セキュリティセンターは、IT戦略本部の専門委員会が11月にとりまとめた「第1次提言」の中で設置を提言していたもの。現在の内閣官房情報セキュリティ対策推進室を強化・発展させるかたちとなり、各省庁が推進する情報セキュリティ政策の把握や調整を行ないながら、国家全体の情報セキュリティ政策に関する基本戦略の立案を行なう。関連省庁の情報セキュリティ担当者が同センターに併任し、連絡・調整を担当することも検討するという。また、警察庁のサイバーフォースや情報通信研究機構、情報処理推進機構、Telecom-ISAC、JPCERT/CCなどの関連機関との連携を強化し、各省庁に対して脆弱性などの早期警戒情報を提供する。

　IT戦略本部ではこのほか、情報セキュリティ政策の中長期計画や年度計画の基本戦略を策定・推進するための「情報セキュリティ政策会議（仮称）」についても設置を決定している。

関連情報

■URL
　ニュースリリース
　 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/041207minaosi.html

■関連記事
・ IT戦略本部の委員会が「国家情報セキュリティセンター」の設置を提案（2004/11/17）

（永沢茂）
2004/12/08 15:38

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