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司会は昨年に引き続きフジテレビの笠井信輔アナウンサー
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ソフトバンクパブリッシングは8日、同社が発行する月刊誌「Yahoo! Internet Guide」で実施した「Web of the Year 2004」各賞の受賞式を開催した。司会は昨年に引き続きフジテレビの笠井信輔アナウンサー。ひろゆき氏らインターネット業界の著名人が集結した。
話題賞を獲得した「電車男」の著者の代理で登壇した西村博之氏は、「2ちゃんねる」でもコミュニティ部門賞を獲得。昨年に引き続きサンダル姿で登場して、会場の注目を集めた。また、プロ野球新規参入で話題を集めた楽天、ライブドアもそれぞれ部門賞で躍進。ショッピング・オークション部門で2位に入った「楽天市場」を担当する小磯敦氏は「プロ野球新規参入で話題になったが、社長(三木谷浩史代表取締役社長)からは『粛々と業務を遂行するように』と指示されていた。2位にランクインしたのは出店者やユーザーのおかげ」とコメントした。「livedoor Blog」で新人賞3位に、「livedoor」でポータル賞3位に入賞を果たしたライブドアは、「野球の効果は少なからずあった。来年も“新規参入”にチャレンジしたい」(ライブドアの伊地知晋一メディア事業部長)とコメントした。
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2ちゃんねるのひろゆき氏は「電車男」著者代理として参加
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ひろゆき氏は昨年に引き続きサンダル姿で登場
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このほか、コンピュータ・インターネット部門で9連覇を果たした「窓の杜」を担当するインプレスの岩崎綾編集チーフは「“仙台時代”から変わらぬ方針である『私たちが便利だと思ったソフトを紹介する』を守って、10連覇を目指したい」と抱負を語った。
なお、Web of the Year 2004では、昨年の「Web of the Year 2003」から部門賞を再編成するとともに大賞の選考基準も変更したため、2004年の大賞は「該当サイトなし」という結果になった。式典に先立ち、Yahoo! Internet Guide誌の伴雅子編集長は「昨年は、ニュース部門では各報道機関のニュースをリスティングしている『Yahoo!ニュース』が部門賞を獲得したが、ニュースを作成することとリスティングは異なるためにニュース部門からYahoo!ニュースを外した」と説明。大賞が「該当サイトなし」という結果になったことについては「選考基準を変更したところ、飛び抜けた得票率のサイトが現われず、3~4%の得票率のサイトが多く出現してしまった」と大賞を選べなかった経緯を明かした。
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コンピュータ・インターネット部門で9連覇を果たした「窓の杜」の岩崎綾編集チーフ
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Yahoo! Internet Guide誌の伴雅子編集長
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選考に携わったネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼最高執行責任者は「話題賞」について、「2ちゃんねるのやりとりから生まれた『電車男』は若い男性から支持を得た。Yahoo! JAPAN内に特設サイトを設けた『セカチュー』は若い女性、有料ブロードバンドコンテンツを勢いづけた『冬ソナ』は中高年の女性からそれぞれ熱烈な支持を得ている」と各コンテンツの特性と支持層に関連性があると分析。また、新人賞については「4位以下にブログサービスの『ココログ』やソーシャルネットワーキングの『mixi』などが続いており、ユーザーがコミュニティを求めている世相を反映しているのではないか」と総括した。
来年の「Web of the Year 2005」については「ブログ、ブロドラ(ブロードバンドドラマ)、ベースボールの“3B”がポイントになる」と指摘。「個人的には、近日中にスタートが噂されている『iTunes Music Store』に代表される音楽配信、ソフトバンクや楽天が参入してブロードバンド配信されるであろうプロ野球中継、そして2005年3月から開始する愛知万博などが注目されるのではないか」と予想した。
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各部門の受賞者
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sbpnet.jp/company/press/art.asp?newsid=58
■関連記事
・ 「Yahoo! Internet Guide」誌の「Web of the Year 2004」受賞サイト決定(2004/12/08)
・ 「Web of the Year 2003」年間総合大賞に「Yahoo! ニュース」(2003/12/09)
( 鷹木 創 )
2004/12/09 14:00
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