米大手ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のFriendsterは9日、米Eureksterと提携してソーシャルネットワークを活用したパーソナルサーチエンジンを開始したと発表した。
Eureksterは、米Yahoo!のインデックスと米Overtureが提供するスポンサード広告を基盤に、ソーシャルネットワークを使って検索順位をよりパーソナルに並び替える技術を持つサーチエンジン企業である。新サーチエンジンは、EureksterがFriendsterに対して技術を提供して実現したものだ。
今回開始されたサーチエンジン「Friendster Search Powered by Eurekster」では、自分のソーシャルネットワークのメンバーとなっている人々の趣味や関心事などの公開情報に基づいてリアルタイムに検索結果の表示順位に変更を加え、ユーザーにとって最も有意義な情報が上位に表示されるようにする。これは、友人が関心を持っていることに対しては自分も関心があるに違いないとの考え方に基づいている。
他の機能としては、自分のソーシャルネットワークのメンバーが最近行なった検索キーワードを閲覧できたり、最も人気のあるサイトを見ることなどができる。プライバシーに関しても考慮されており、自分の行なった検索が他のメンバーに見られないように隠す機能があるほか、自分の検索情報や公開情報がEureksterに個人情報として特定されないようになっている。
新サーチエンジンについてEureksterのCEOであるSteven E.Marder氏は、「口コミは、我々が日常生活で情報を探したり選り分けるために行なう日常的かつ強力な方法だ。Friendsterと手を組むことによって、我々はこの新しいサーチコンセプトを何百万ものFriendsterメンバーに提案することができる。彼らは互いに共有して学び合うことができるようになる」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://home.eurekster.com/press/eureksterfriendster_091204.htm
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・ 利用者の友人の嗜好を利用したパーソナライズドサーチエンジン登場(2004/01/22)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/12/10 11:45
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