米Googleが「Google Desktop Search」、米Microsoftが「MSN Toolbar Suite」のそれぞれベータ版を発表し、他の多くのデスクトップ検索ソフトにも注目が集まるようになった。しかし、これらのソフトがネットワークセキュリティ上の重大なリスクにつながる可能性があると米Apreoは警告している。
Apreoは、企業内で特定のファイルやアプリケーションの使用状況を管理するためのソリューションを提供している企業だ。今回、同社は特にGoogle Desktop Searchに着目している。
Apreoによると、Google Desktop Searchは重要なデータを含むWebページをインデックスし、そのインデックスが安全に管理されていないという。そのため、スパイウェアやワームなどの悪意あるプログラムによって、インデックスそのものがネットワーク上の他のサイトに転送される危険性があると指摘している。
こうした危険は、特にPCが共有されていることが多いコールセンターや教育機関、政府、製造業、病院などにおいて顕著だ。デスクトップ検索ソフトは従業員が誰でもインストールできるため、個人情報の漏洩などの重大な損害が生じる前に企業ポリシーを策定し、インストールを許可するアプリケーションを明確にするとともに、ポリシーを自動的に適応するためのソリューションソフトを使用する必要があると提言している。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.apreo.com/news.asp?nid=1000034&view=current&type=full
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/12/16 12:59
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