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JASRAC、ファイル交換ソフトの調査を装った電話に注意を呼びかけ


 日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日、「日本著作権協会」などの依頼を受けた法律事務所と偽って、ファイル交換ソフトを使用している場合には「解決のため自宅に赴く」などとする電話がかかっていることが判明したとして、金銭的な被害に遭わないよう注意を呼びかけている。

 JASRACによれば、「日本著作権協会」または「東京著作権協会」からの依頼を受けた法律事務所を名乗る者から、ファイル交換ソフトを使用しているかどうか、使用している場合には解決のため自宅に赴くとする電話がかかっていることが、電話を受けた人からの問い合わせにより判明したという。

 現時点では、こうした電話を受けたという問い合わせは2件寄せられており、1件の電話では「ファイル交換ソフトは使用していない」と回答したところすぐに電話は切られ、もう1件では「息子さんが使っていると思われるので、自宅に伺いたい」といった内容で、この2件については金銭的被害は発生していない。

 JASRACでは、独自の調査に基づいてファイル交換ソフトの使用者に利用を中止するよう警告したり、悪質な場合には法的措置を講じることはあるとしながらも、今回の「日本著作権協会」「東京著作権協会」といった組織はJASRACとは一切関係がなく、またJASRACが法律事務所にファイル交換ソフトの使用についての調査を依頼している事実はないとして、こうした電話に注意するよう呼びかけている。


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URL
  JASRAC
  http://www.jasrac.or.jp/

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( 三柳英樹 )
2004/12/22 18:20

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