米Microsoftが6日付で発表したウイルス駆除ツール「Malicious Software Removal Tool」が12日、日本国内でもWindows Updateを通じて無料で利用できるようになった。Windows XPに対応する。Windows Server 2003やWindows 2000向けにも追って提供を予定しているという。
Malicious Software Removal Toolは、BlasterやMydoom、Download.Jectなど主だったウイルスを検知・駆除するツール。国内向けには「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」という名称で提供されるが、「機能などは米国版と変わらない」(マイクロソフト)としている。
現在「Win32/Berbew」「Win32/Doomjuice」「Win32/Gaobot」「Win32/MSBlast」「Win32/Mydoom「Win32/Nachi」「Win32/Sasser」「Win32/Zindos」といったウイルスに対応し、今後も対応するウイルスや不正プログラムを毎月追加する方針だ。
使用手順は、Windows Updateでダウンロードしたのち、英語版「Malicious Software Removal Tool」のサイトにアクセス。「Check My PC for Infection」ボタンをクリックすることで実行できる。
マイクロソフトではこの駆除ツールについて、「既存のセキュリティ対策ソフトに置き換わるものではない。有料のセキュリティ対策ソフトの選択に悩んでいるユーザーに対する安全対策の第一歩として、また、セキュリティ対策そのものに対する理解を深めるために無料で提供した」としている。
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Windows Updateでダウンロードしたのち、英語版「Malicious Software Removal Tool」のサイトにアクセス
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「Check My PC for Infection」ボタンをクリックすると、ウイルスの検知・駆除ができる
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関連情報
■URL
技術情報
http://support.microsoft.com/?kbid=890830
Malicious Software Removal Tool(英文)
http://www.microsoft.com/malwareremove/
Windows Update
http://windowsupdate.microsoft.com/
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・ 米Microsoft、新ウイルス駆除ツールをWindows Updateを通じて提供(2005/01/07)
( 鷹木 創 )
2005/01/12 13:01
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