米Googleは18日、画像管理ソフト「Picasa2」のダウンロード提供を無償で開始した。以前からGoogleが無償配布していたPicasaをバージョンアップしたもの。動作環境はWindows 98以上、Internet Explorer 5.01以上(6.0推奨)、DirectX 7.0以上で、英語版のみ用意されている。
今回のバージョンアップでは、デジタルカメラで撮影した画像の編集管理機能を大幅に強化。エフェクトの種類が12種類に増えたほか、画像にキャプションをつけたり、後々検索しやすくするためのラベルを画像に添付することが可能になった。さらにCDライティング機能が追加され、これまで撮影した画像を1枚のCDやDVDにアーカイブできるようになった。さらにWebメールサービス「Gmail」、ブログサービス「Blogger」など他のGoogleサービスとの連携強化や、Picasaが無償配布しているP2P写真共有ソフト「Hello」を使って写真の共有もできるようになった。
Picasa2ではこのほか、配布する本体のファイルサイズを3MB程度に抑え、非力なPCでも動作速度を向上させるなど、ソフトそのものの改善もなされているという。また、国内からは利用できないものの、米国で提供されている写真プリントサービスのOfoto、Shutterfly、Snapfish、Walmart.comなどにPicasaから写真プリントを注文できる。
Googleでは、2002年10月に米Picasaを買収し、2003年に画像管理ソフト「Picasa」の無償ダウンロードを開始していた。
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Picasa2を起動したところ。自動的にローカルの画像ファイルを読み込み、表示する
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こちらはPicasaが無償配布しているP2P写真共有ソフト「Hello」
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関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/press/pressrel/picasa2.html
Picasa(英文)
http://www.picasa.com/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/01/19 11:46
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