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MSN Search
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米Microsoftは、検索エンジン「MSN Search」の正式版を公開した。2004年11月から公開されていたベータ版をバージョンアップしたもので、米国を初めとする25の国と地域で同時提供を開始、10言語に対応する。なお、日本語版は年内の提供を予定しているという。
MSN Searchでは、50億以上のドキュメントをインデックスした。収集したデータは週または日単位で更新し、正確な情報を反映すると同時に、リンク切れのような不要な情報を最小限に留めたという。通常のWeb検索に加えて、4,800のサイトから収集したニュース記事を検索できる「News」、辞書検索「look up word」などが利用可能だ。
また、対応言語で自然文検索できる「インスタントアンサー」機能も搭載。こちらは、オンライン百科事典「Microsoft Encarta」や、音楽関連のコンテンツ「MSN Music」と連携した。
例えば「Who was the vice president for George Washington」と入力すると、回答として「George Washington: Vice President: John Adams」と表示。Encartaへのリンクもあわせて表示し、表示されたEncarta Premiumの項目や関連するメディアファイルには、2時間無料でアクセスできる。2時間を超過した場合でも再度検索を行なうことで、再度アクセスすることが可能だ。また、アーティスト名やアルバム名を検索すると、自動的にMSN Music内のサンプル楽曲など関連するリンクを表示する。ただし、MSN Musicとの連携機能は当面、米国版のみの提供となる。
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「Who was the vice president for George Washington」の検索結果
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こちらはEncartaの該当項目。左上に残り時間も表示される
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このほか、デスクトップ検索ソフトを含む「MSN Toolbar Suite」ベータ版をMSN Searchからダウンロードできるようになった。米国版のみ利用できる機能としては、自分のいる場所や地域に基づいて検索結果を表示する「Search Near Me」も搭載している。
マイクロソフトでは日本語版「MSN Search」について、「詳細な提供時期は未定だが、提供するとなれば米国と同様の機能を用意したい。現在は、クオリティの向上を目指して開発を続けているところだ」とコメントした。
関連情報
■URL
MSN Search(英文)
http://search.msn.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/feb05/02-01NewEnginePR.asp
■関連記事
・ マイクロソフト、「MSNサーチ」の新検索エンジンベータ版を12日に公開(2004/11/11)
・ 米Microsoft、デスクトップ検索ソフトのベータ版を公開(2004/12/14)
( 鷹木 創 )
2005/02/01 15:54
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