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「PCに取り込めないCCCDではニーズに応えられない」ワーナーも生産終了


 ワーナーミュージック・ジャパンは1月28日付で、コピーコントロールCD(CCCD)の生産を終了したことを公表した。すでに2004年12月以降の新譜はすべて通常のCDになっているという。

 同社では廃止の経緯について、CCCDの導入を開始した2002年当時に比べて「著作権保護に対する意識は徐々に高まり、違法行為に関しても一時の混乱期を脱した」「法的環境の整備も進んでいることから、コピーコントロールCDは一定の成果をあげたものと判断した」などと説明している。さらに、HDDやフラッシュメモリを利用したポータブルプレーヤーが普及するなど、音楽を楽しむ環境が変わる中で「コピーコントロールCDではパソコンへの取り込みを行なうことができず、ユーザーのニーズに応えることができなくなった」とも述べている。

 CCCDについては、すでにソニー・ミュージックエンタテインメントが新譜での採用を全面廃止しているほか、エイベックスでも採用するかどうかを制作現場の判断に任せる方針に切り替えている。


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URL
  ニュースリリース
  http://wmg.jp/cccd/

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( 永沢 茂 )
2005/02/01 16:11

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