ルクセンブルクのSkype Technologies S.A.は1日、「Skype for Mac OS X 1.0」と「Skype for Linux 1.0」を発表した。これまでベータ版が公開されていたが、今回、正式版が利用できるようになった。
SkypeはWindows用とPocket PC用がすでに正式版として公開されており、これで主要なプラットフォームのほとんどに対応できたことになる。現在2,300万人の登録ユーザーがおり、その数は1日13万人以上のペースで増え続けているという。
Skype for Mac OS X 1.0とSkype for Linux 1.0では、Skype同士の無料通話や5人まで同時参加できる電話会議、他のプラットフォームで動作しているSkypeとの通話、有料で固定電話や携帯電話に通話できるサービス「SkypeOut」など、他のプラットフォームと遜色ない機能が利用できる。
Skype for Mac OS X 1.0はMac OS X 10.3以上に対応。Skype for Linux 1.0はSuSE 9、Gentoo1.4、Debian"unstable"、Fedora Core2、Sun Java Desktop System Release2、Xandrosでテスト済みだとしているが、glibc 2.2.5以上とQtライブラリ3.2以上がインストールされていれば、他のディストリビューションでも動作するはずだとしている。また、GnomeとKDEデスクトップマネージャーをサポートしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.skype.com/company/news/2005/macosx_linux_v1.html
ダウンロードサイト(英文)
http://www.skype.com/download/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/02/02 11:59
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