英Sophosは9日、マイクロソフトのスパイウェア対策ソフトに攻撃を加えるトロイの木馬型ウイルス「Troj/BankAsh-A」(BankAsh)を警告した。
Sophosによれば、BankAshはマイクロソフトがベータ版の無料ダウンロードを提供した「Windows AntiSpyware」の機能を停止させるとともに、プログラムやファイルを削除。また、常駐してオンラインバンキングのパスワードなどを盗み出し、外部に送信する機能などを持つという。
Sophosの上級技術コンサルタントを務めるGraham Cluley氏は、「このトロイの木馬はマイクロソフトのスパイウェア製品を攻撃しようとする最初の試みだが、今後マイクロソフトのスパイウェア製品が多くの家庭ユーザーに普及するにつれ、これをターゲットにしたトロイの木馬やウイルス、ワームなどが多く出現するだろう」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.sophos.com/virusinfo/articles/bankash.html
ウイルスの概要(Troj/BankAsh-A、英文)
http://www.sophos.com/virusinfo/analyses/trojbankasha.html
■関連記事
・ 米Microsoft、スパイウェア対策ソフトのベータ版無料ダウンロードを開始(2005/01/07)
( 三柳英樹 )
2005/02/10 14:57
- ページの先頭へ-
|