マイクロソフトは10日、「MS05-009」の攻撃コードがインターネット上で入手できることを確認したとして、影響を受けるMSN Messengerにおける防御方法を同社サイトに掲載した。
マイクロソフトによると、MSN Messengerに関しては、2月9日付のセキュリティ修正プログラム(パッチ)をWindows Updateで適用した上で、MSN Messengerの更新バージョンである「6.2.0205」をインストールする必要があるとしている。また、試験公開中のMSN Messenger 7.0ベータ版でもMS05-009の影響を受けないという。
企業向けユーザーに対しては、MSN Messengerが企業環境での使用を意図した設計になっていないとして、MSN Messengerの削除とWindows Messengerの利用を推奨。また、MSN Messengerへの接続をブロックすることや、Enterprise Update Scanning Toolを利用してMSN Messengerの更新を行なうことなどを奨めている。
MS05-009のほか、同じく2月9日付で公開された「MS05-005」についても攻撃コードが出回っていることに関しては、米SANS Instituteなどがすでに警告していた。
【19時40分 更新】
マイクロソフトでは、Windows Updateの修正パッチはWindows Messengerのみが対象であるため、MSN Messengerについては同ソフトのダウンロードサイトで最新版を入手する手順が必要になったと説明している。
関連情報
■URL
MS05-009の脆弱性を悪用するコードを防御する方法
http://www.microsoft.com/japan/security/incident/im.mspx
SANS Instituteの警告(英文)
http://isc.sans.org/diary.php?date=2005-02-09
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( 鷹木 創 )
2005/02/14 18:40
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