NTTドコモは、着信時に表示される発信者番号を偽装する通話が指摘されていることを受け、偽装の疑いがある通話を識別して、発信者番号を非表示とする防止策を3月1日から実施する。KDDI、沖縄セルラーも同様の対策を3月中旬に開始する。
長野県警などによれば、現金などを要求するいわゆる「振り込め詐欺」において、着信側に信用させる手段として、着信時に表示される発信者番号を偽装するという手法が報告されている。電気通信事業者協会(TCA)では17日、専門の検討部会を設置しており、第1回会合の結果、各事業者が実現可能な範囲から対策を実施していくことが明らかにされていた。
これらの動きを受け、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラーの3社では、それぞれの対策として、一定条件で偽装の疑いがある通話を識別し、その通話の発信者電話番号を非表示とする対策を実施する。
ボーダフォンからは現時点での対応策は明らかにされていないが、「3月中にも何らかの対策を行なう」(同社広報)としている。
関連情報
■URL
NTTドコモ ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0218.html
KDDI ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0218/
■関連記事
・ TCA、振り込め詐欺など発信者番号偽装問題の検討部会を設置(2005/02/17)
・ 発信者番号を偽装した「振り込め詐欺」に注意(2005/01/21)
( 関口 聖 )
2005/02/21 12:09
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