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海賊版ソフト販売で2人を逮捕、プリペイド式携帯でネット接続などの工作も


 兵庫県警生活経済課と尼崎西署、甲子園署、豊岡署は21日、ソフトウェアのリストを掲載したWebを開設し、全国に海賊版ソフトを販売していた大阪市中央区の男性2人(ともに29歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕した。同日、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が明らかにした。

 2人は2004年8月から12月頃までの間に、「Microsoft Office 2001 for Mac」などのソフトウェア8タイトルを無断で複製したCD-R計14枚を、神戸市の会社員など5人に対して合計72,000円で郵送販売したという。ACCSによると、2人は複数の名義のサイトを開設して海賊版を販売。それぞれのサイトで、ビジネスソフトやグラフィックソフトなど百数十種類のソフトウェアのリストを掲載し、メールで注文を受けるとCD-Rに複製した海賊版ソフトを1タイトル3,000~30,000円で郵送販売していた。

 逮捕当日に行なわれた家宅捜索では、2人の自宅からPCやCD-Rのほか、プリペイド式携帯電話が多数押収されている。2人は、プリペイド式携帯電話を使ってインターネットにアクセスし、IPアドレスなどから身元が判明しないようにしていた。また、客からの代金は偽名で借りていた私設私書箱に現金書留で送らせて、宅配便業者に代金の回収をさせて大阪・日本橋の路上で受け取るなど、匿名性を高める「工作」を行なっていたことが判明している。


関連情報

URL
  コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
  http://www2.accsjp.or.jp/

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( 三柳英樹 )
2005/02/21 18:39

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