米非営利団体のPew Internet & American Life Projectは21日、米国でインターネットを利用する成人1億3,400万人の42%にあたるユーザーが、インスタントメッセージ(IM)を利用し、そのうちの30%がIM版スパムである“スピム(SPIM)”を受信したことがあるという調査結果を発表した。
調査は米国の18歳以上のユーザー2,201人を対象に、2005年1月13日から2月9日にかけて電話で実施された。調査によると、5,200万人がIMを利用しており、1,700万人がIMでスピムを受信していると推測している。
IMのユーザー層は30歳までの若年層が66%を占める一方、30歳以上では35%に止まった。スピムの受信経験があるユーザーは30歳未満が39%。30~49歳では27%となった。Pewでは、IMユーザーは若年層が多く、スピムを受信する確率も高いと分析している。
なお、インターネット環境別では、ブロードバンド環境でのIM利用率が50%で、ダイヤルアップ環境では42%となり、接続方式によるIM利用率には大きな相違は見られなかったとしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.pewinternet.org/PPF/p/1052/pipcomments.asp
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( 鷹木 創 )
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