Mozilla Japanは13日、Webブラウザ「Firefox 1.0.1」の日本語版を公開した。Mozilla JapanのWebページから、Windows用、Mac OS X用、Linux用の各インストールパッケージがダウンロードできる。Firefox 1.0.1は、英語版など14カ国語版が2月24日に公開されていたが、日本語版の公開は3月上旬予定となっていた。
Firefox 1.0.1では、国際化ドメイン名を用いたURLの表示方法を変更したほか、これまでに発見されている17件の脆弱性を修正が行なわれているため、Mozilla Japanではユーザーに対してアップデートを呼び掛けている。
国際化ドメイン名については、「http://www.paypаl.com/」(аはキリル文字)といった紛らわしい文字を使ったURL詐称の可能性が指摘されていた。Firefox 1.0.1ではこれに対応する形で、「http://www.paypаl.com/」といったURLへのアクセスは可能だが、Webブラウザのアドレスバーなどでは「http://www.xn--paypl-7ve.com/」と内部表現で用いられるPunycode形式で表示するように変更した。
国際化ドメイン名のURLを元の文字列のまま表示させるためには、アドレスバーに「about:config」と入力してプリファレンス一覧を表示し、「network.IDN_show_punycode」の値を「false」に設定する必要がある。
関連情報
■URL
Mozilla Japan
http://www.mozilla-japan.org/
・ Mozilla Foundation、「Firefox 1.0.1」を公開~日本語版は3月上旬予定(2005/02/25)
・ 「Firefox」「Mozilla」の脆弱性情報17件が公開~Firefox 1.0.1で修正(2005/03/02)
( 三柳英樹 )
2005/03/14 12:32
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