オプティムは、オークションサイトを対象としたプロ野球選手サイン入り出品物の出品状況を調査し、その結果を発表した。インターネット上の知的財産権侵害コンテンツをリアルタイムに監視するシステム「ZENIGATA(ゼニガタ)」を活用したもので、7日~9日にかけてYahoo!オークション、ビッダーズ、楽天オークションで実施された。監視した件数は1,446件に及ぶ。
オプティムによれば、「春季キャンプなどで球団から配布された選手のサイン入りカードやボールを出品されていることが多く、実態調査を行なった」という。こうした出品に対して、一部の球団ではオークションサイトに抗議文書を送付するなど問題視していた。
チーム別出品数ランキングでは、384件で読売ジャイアンツが最多。横浜ベイスターズが164件、西武ライオンズが145件と続く。新規参入球団では、ソフトバンクホークスが72件で9位、楽天イーグルスは45件で最少だった。選手別出品数ランキングでは、横浜ベイスターズの佐々木主浩選手が71件でトップにランキングされた。次いで、中日ドラゴンズのアレックス(43件)、西武ライオンズの松坂大輔選手(39件)、読売ジャイアンツの高橋由伸選手(32件)となっている。
オプティムのZENIGATAは、登録されたキーワードを元に人工知能的アルゴリズムを用いて、知的財産権を侵害するインターネット上のコンテンツを24時間検索するシステム。オークションサイトでの知的財産権を侵害する出品(個人で録画した番組や海賊版ビデオなど)や、知的財産権を侵害する画像や映像を掲載しているWebページなどをリアルタイムに検索し、オークションサイトなどでは、こうした商品が出品されたタイミングで発見できるという。すでに讀賣テレビ放送(よみうりテレビ)が導入している。
関連情報
■URL
オプティム
http://www.optim.co.jp/
・ よみうりテレビ、映像の無断掲載などを監視するシステム「ZENIGATA」導入(2005/02/03)
・ ヤフオクに出品された直筆サイン入り野球カードにジャイアンツが抗議(2005/02/08)
( 鷹木 創 )
2005/03/14 16:41
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