ノルウェーのOpera Software ASAは16日、次期Webブラウザの「Beta 3」を発表し、SVG(Scalable Vector Graphics)をサポートすることを明らかにした。同社によるとSVG技術をネイティブサポートするブラウザはOperaが初めてだという。
SVGは標準化団体のW3Cが定めたWebグラフィックスのためのXMLベース言語で、ビットマップの代わりに高品質なベクターグラフィックス表示を可能にする。今回Operaが採用したのは「SVG 1.1 Tiny」のネイティブサポートで、このソースコードは次期バージョンに含まれ、他のデバイス向けのOperaにも近々搭載される予定だ。
Operaは3月4日に「Opera8.0プレビュー5」を発表し、バージョン番号に初めて正式に8.0を明記していたことから次期ブラウザのバージョン番号は8.0になると思われていた。しかしこのプレビュー5にはアルファレベルのコードが含まれており、正式なベータ版から分岐したバージョンと記されていた。今回Operaが発表したのは「次期デスクトップブラウザのBeta 3」であり、バージョン番号は含まれていない。同社の発表では「次期デスクトップブラウザの最終バージョン発表の準備を行なっている」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2005/03/16/
Beta 3の変更点(英文)
http://www.opera.com/windows/changelogs/800b3/
・ 「Opera 8.0 Preview 5」を発表~正式リリースに一歩近づく(2005/03/07)
・ Operaが次期ブラウザのベータ2公開、フィッシング対策に大幅な改良(2005/02/28)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/17 12:18
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