米Mozilla Foundationは21日、メールソフト「Thunderbird 1.0.2」とインターネット統合環境ソフト「Mozilla 1.7.6」を公開した。どちらも現時点では英語版のみが公開されており、複数のセキュリティ修正が行なわれている。
Thunderbird 1.0.2では、悪意のある.lnkファイルを2回ダウンロードした場合に、既存のファイルが上書きされてしまう問題や、文字コードをUTF-8からUnicodeに変換する際にヒープオーバーフローが発生する可能性がある問題など、5件の脆弱性を修正した。Mozilla 1.7.6では、国際化ドメイン名を悪用したドメイン名詐称問題に対応。また、プラグインを悪用して任意のコードを実行できる問題など、15件の脆弱性を修正している。
なお、Mozilla製品の日本国内での開発、促進を行なっているMozilla Japanによれば、Thunderbird 1.0.2とMozilla 1.7.6の日本語版は「鋭意作成中」としている。
関連情報
■URL
Thunderbird(英文)
http://www.mozilla.org/products/thunderbird/
Mozilla(英文)
http://www.mozilla.org/products/mozilla1.x/
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( 三柳英樹 )
2005/03/22 21:00
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