米Oodleは28日、シカゴ、ダラス、フィラデルフィア向けの案内広告サーチエンジン「Oodle」のベータバージョンサービスを開始したと発表した。
Oodleは、Excite.comの元幹部らによって設立された案内広告(三行広告)サーチエンジンで、2005年中にさらに12都市以上の案内広告サイトを地域別に立ち上げる予定だとしている。同社は検索結果の案内広告横に表示される広告によって運営するビジネスモデルを採用している。さらに案内広告を掲載しているサイトに同社のアフィリエイトプログラムに参加するよう呼びかけている。
Oodleは案内広告を分類する技術で特許を出願しており、できるだけ簡単に、早く目的の広告が見つけられるようなユーザーインターフェイスを備えている。また、広告の品質を保ち、スパムや不適切な広告を発見するためにもその技術を利用しているという。
案内広告は米国の新聞社の売り上げの大きな割合を占める広告だが、最近はインターネットにおける案内広告も注目を集めている。例えば、案内広告を掲載できるオンラインコミュニティの「Craigslist」は同分野に興味を持つ米オークションサイト最大手のeBayから出資を受けており、eBay自身も日本語を含む国際的な案内広告サイト「Kijiji」を最近立ち上げた。Kelsey Groupの調査によれば、2004年における米国内のインターネット案内広告市場の売上は、eBayを除いても20億ドルに達するという。
関連情報
■URL
Oodle(英文)
http://www.oodle.com/
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・ 米eBay、“三行広告”掲載サイト「Kijiji」で日本向けサービスに再進出(2005/03/09)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/29 11:51
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