ICANNは28日、6月末で契約終了となる.netのレジストリについて、次期レジストリ候補の選考結果を発表した。立候補していた5社のうち総合ランキング1位になったのは.netの現行レジストリである米VeriSignで、今後2週間以内にICANNと交渉の上でレジストリ契約を締結することになる。
選考結果は、ICANNから委託された米Telcordia Technologiesがとりまとめた。.netの次期レジストリのための合弁会社として日本レジストリサービス(JPRS)と米NeuLevelが設立したSentanRegistryは僅差の2位で、以下3位がAfilias、4位がDENIC、5位がCORE++だった。なお、Telcordiaのレポートによると、全事業者に.netのレジストリを運用する能力はあり、異なるのは主に経験とリスク、価格だという。
この結果を受けてJPRSでは、ICANNとVeriSignが正式に契約を締結したのを確認した後、SentanRegistryを精算するとしている。
関連情報
■URL
ICANNのニュースリリース(英文)
http://www.icann.org/announcements/announcement-28mar05.htm
JPRSのニュースリリース
http://jprs.co.jp/topics/050328.html
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( 永沢 茂 )
2005/03/29 18:16
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