グーグルは1日、Internet Explorer用ツールバーの「Google ツールバー 3 日本語版」ベータ版の提供を開始した。新バージョンでは、「マウスオーバー辞書」「スペルチェック」「カスタム検索機能」の3つの新機能が追加された。対応OSはWindows XP/2000/Me/98、対応ブラウザはInternet Explorer 5.5以降。
マウスオーバー辞書は、単語の上にマウスのカーソルを合わせることで日本語に翻訳できる機能。英語のほか、中国語、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語からの翻訳もサポートする。
スペルチェック機能は、WebメールなどWeb上のフォームに入力したテキストに対してスペルチェックを行なう。「自動修正」オプションを設定すると、入力したテキストのスペルチェックと修正を1クリックで実行可能だ。ただし、現在スペルチェック機能の対象となるのは英語やフランス語など欧米諸国の言語のみで、日本語には対応していない。
カスタム検索では、Googleツールバーから他のサイトを検索できる機能。Yahoo! JAPANなどの検索サイトや、INTERNET Watchをはじめとしたニュースサイトの検索ページなどをツールバーの検索エンジンとして登録することができる。
ただし、編集部で検索を行なってみたところ、検索の対象となるのは半角英数字で構成されるキーワードのみで、日本語で検索すると文字化けが発生した。Googleによれば「サイトのエンコード設定によって文字化けする可能性もあるため、これから対応する予定」としている。
また、カスタム検索に新たな検索サイトを登録する際は、Windowsのタスクバーに常駐する検索窓「Google Deskbar 英語版」ベータ版をインストールして、その画面から設定する必要がある。
関連情報
■URL
Googleツールバー日本語版
http://toolbar.google.com/intl/ja/
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( 増田 覚 )
2005/04/01 17:04
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