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米Google、地図サービスで衛星写真の表示を開始


ホワイトハウス付近の衛星画像
 米Googleが地図サービス「Google Maps」とローカル情報検索サービス「Google Local」、さらに衛星地図表示ソフト「Keyhole」のデータを統合し、Web上から簡単に衛星画像を拡大して閲覧できるようになった。

 これまで衛星画像による地図は、Googleが買収したKeyholeのソフトをダウンロードし、そのソフトからデータを閲覧しなければならなかった。また、このソフトはマシンパワーも要求するために不便さがともなっていた。今回Webから手軽に衛星画像が利用できるようになったことで、衛星画像がより身近に利用しやすいものになった印象がある。

 このサービスを利用するには、Google Mapsの右上にある「Satellite」のリンクをクリックするだけでよい。表示される画面が地図から衛星画像に切り変わる。Google Localの機能を利用して検索すれば、衛星画像の該当する位置にポップアップが表示されるほか、画像をどんどん拡大していくことによってビルや道路などのランドマークを識別できる。ただし、拡大できる地域は現在のところ米国の都市部に限られているようだ。また、日本など米国以外の地域では地図を一定以上拡大できない。Keyholeのソフトからは東京やバグダッドなどの地域も拡大できるため、Web上のサービスではこの点で機能が縮小されている。

 実際に試してみたが、「white house washington D.C.」と入力するだけでホワイトハウスの衛星写真を容易に表示できた。Googleでは、新居を探したり、宿泊予定のホテルの周りの景色を確認したり、高速道路の出口付近の景色を確認して間違わないようにするなど、さまざまな利用方法を想定しているという。


関連情報

URL
  Google Maps(英文)
  http://maps.google.com/
  米Google公式ブログに掲載された紹介コメント(英文)
  http://www.google.com/googleblog/2005/04/birds-eye-view.html

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米Googleが衛星地図ベンチャー米Keyholeを買収(2004/10/28)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/04/06 12:06

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