米Mozilla Foundationは17日、Webブラウザ「Firefox」の新バージョン「Firefox 1.0.3」をリリースした。また、Mozilla Japanも17日に、Firefox 1.0.3の日本語版をリリースした。Firefox 1.0.3では新たに発見された10件の脆弱性が修正されており、すべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。
Firefox 1.0.3では、前バージョンのリリース以降に発見された10件の脆弱性を修正した。脆弱性のうち、「DOMプロパティの上書きを通じた特権の拡大」(MFSA 2005-41)、「Firefoxのサイドバーパネルを通じて任意のコードが実行される」(MFSA 2005-39)、「javascript:形式のfaviconを通じたコードの実行」(MFSA 2005-37)の3件については、重要度を「最高」と評価している。このほかに、重要度「高」の脆弱性2件、重要度「中」の脆弱性5件を修正した。
また、Webブラウザやメールソフトなどを含む統合環境の「Mozilla」も、新バージョンの「Mozilla 1.7.7」がリリースされた。Mozilla 1.7.7では、Firefox 1.0.3で修正された脆弱性のうち、Mozillaにも同じ影響がある7件が修正されている。Mozilla Japanでは、Mozilla 1.7.7の日本語版については現在テスト中で、近日中にリリースするとしている。
関連情報
■URL
Firefox(Mozilla Japan)
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
リリースノート
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/releases/1.0.3.html
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( 三柳英樹 )
2005/04/18 12:59
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