「Opera 8の公開から4日間で100万ダウンロードを達成したら、米国まで泳ぐ」。21日、こう宣言したのはノルウェーのOpera SoftwareでCEOを務めるJon S. von Tetzchner氏だ。
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Opera 8
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Opera Softwareの
Jon S. von Tetzchner氏
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Operaでは、19日に最新版Webブラウザ「Opera 8」を公開したばかり。Opera 8では、Webグラフィックの標準技術であるSVG(Scalable Vector Graphics)を標準でサポートしたほか、音声認識技術の採用によりWebページの読み上げや音声によるスクロールや移動などの操作に対応した。
Operaによると、公開後1時間ほどで1秒間に120アクセスという集中的なアクセスに見舞われ、一時的にダウンロードが困難になった。その後はサーバーを増強、公開から48時間で60万ダウンロードを達成した。
この60万ダウンロードがTetzchner氏に米国まで泳ぐことを思い浮かばせた。Tetzchner氏は、故郷のアイスランドでたった1回の休憩を経由してノルウェーから米国まで大西洋を泳ぎ切るという。
「4月のノルウェー海がどれだけ冷たいか、Jonは分かっているだろうか」(Operaのヒューマンリソースマネージャーを務めるAnne Stavnes氏)と、社内からはCEOの宣言を心配する声も上がっている。しかし、Operaではこの“勇敢”な宣言を公表することを明確に反対しなかった。むしろ「Tetzchner氏の宣言を公開することで反故にできない状況にしているのでは」との憶測も流れている。
100万ダウンロード達成の期限は、現地時間で23日土曜日の午前9時。結果は、Operaのサイトで25日の月曜日に発表される予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2005/04/21/
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( 鷹木 創 )
2005/04/22 13:39
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