|
「Opera 8」の画面
|
ノルウェーのOpera Softwareは19日、新バージョンのWebブラウザ「Opera 8」をリリースした。Opera 8のWindows版は、英語、ドイツ語、オランダ語、ポーランド語の各言語版が公開されており、その他の言語については順次対応予定としている。広告が表示される無料版と、有料版(39ドル)が用意されている。
Opera 8では、Webグラフィックの標準技術であるSVG(Scalable Vector Graphics)を標準でサポートしたほか、音声認識技術の採用によりWebページの読み上げや音声によるスクロールや移動などの操作に対応した。また、セキュリティ面では、SSLを利用したサイトにアクセスした場合に、証明書などの情報にアクセス可能な“Security Information Field”と呼ばれるアイコンをアドレスバーに表示し、ユーザーが簡単にサイトの信頼性を確認できるようにしている。
Opera Softwareでは、Opera8の特徴として“SPEED”“SECURITY”“SIMPLICITY”(簡単、単一性)の3点を挙げ、スピードについては「地球上で最速のブラウザ」になったとして描画性能の高さを強調している。Opera SoftwareのCEOを務めるJon S. von Tetzchner氏は、「10年間に渡ってユーザーのニーズに耳を傾けてきたが、今回Webブラウジングの新しい標準となる製品をリリースできたと確信している。Operaはセキュリティを最優先に開発しており、すべてのユーザーに向けてデザインされている」とコメントしている。
Windows以外のOSについては、Opera 8のLinux版は英語版のみが公開されており、Mac OS版については英語版のベータのみが公開されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2005/04/19/
Opera Software
http://www.opera.com/
■関連記事
・ Operaが「Beta 3」を発表、次期バージョンでのSVGサポートを表明(2005/03/17)
・ 「Opera 8.0 Preview 5」を発表~正式リリースに一歩近づく(2005/03/07)
・ Operaが次期ブラウザのベータ2公開、フィッシング対策に大幅な改良(2005/02/28)
・ Opera、最新版「7.54u2」を公開~脆弱性修正、日本語版での動作を改善(2005/02/07)
( 三柳英樹 )
2005/04/19 18:35
- ページの先頭へ-
|