米Googleは20日、ユーザーが設定した種々の情報をトップページに一覧表示するパーソナライズドサービス「Google Personalized Homepage」のベータテストを開始した。この機能は現在、Googleの実験的技術を公開するGoogl eLabsからアクセスできる。
Google Personalized Homepageを利用するには、Googleアカウントが必要だ。ログインした後でGoogle Labsから同サービスにアクセスすると、見慣れたGoogleのトップページの下部にさまざまな情報を表示するためのカスタマイズ画面が現われ、ここで設定を行なうことができる。表示できる情報は、Gmailで受信したメールのヘッドライン、Google News、New York Times、BBC News、Wired News、Slashdotのニュース記事、天気予報、株価、今日の一言などで、それぞれ記事数を設定できる。
利用できる環境はInternet Explorer 5.5以上、Firefox 0.8以上、Safari 1.2.4以上、Netscape 7.1以上、Mozilla 1.4以上、Opera 8以上となっている。
Googleはこれまでシンプルなトップページを大切にしてきた経緯がある。今回、「My Yahoo!」的なトップページを用意した理由について、「多くのユーザーが、望む情報を1つの場所で見られる方法が欲しいと伝えてきた」ためだとしている。もっとも、Google Personalized Homepageの右上にはいつでも「Classic Home」と表示されており、そこをクリックするだけで従来のシンプルなトップページに戻ることが可能だ。逆に、Classic Homeからは「Personalized Home」をクリックすることで移動できる。
現在のところ表示できる情報が非常に限られているため、もの足りなさは否めない。ニュースソースなどについては、今後さらに機能が拡充されていく予定だとしている。
関連情報
■URL
Google Personalized Homepage(英文)
http://www.google.com/ig
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/05/20 12:46
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