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米MasterCardのフィッシング対策によって約1,400サイトが閉鎖に


 米MasterCard Internationalは19日、個人情報盗難防止対策「Operation Stop IT」の成果として、過去11カ月間に約1,400件のフィッシングサイトを閉鎖に追い込んだと発表した。

 MasterCardでは、2004年6月より米NameProtectと提携して偽装サイトやカード情報取引サイトの摘発を行なうOperation Stop ITを開始。世界各国の警察や法執行機関と協力し、これらのサイトが閉鎖されるよう働きかけてきた。

 MasterCardによれば、2004年6月から2005年5月4日までに閉鎖させたフィッシングサイトは約1,400件。検知したフィッシングサイトの国別ドメインとしては、米国が47%でほぼ半数を占めた。続いて、欧州・南アジア・中東・アフリカで25%、残りはアジア太平洋地域としている。アジア太平洋地域では、83件のフィッシングサイトが検知された韓国が最多。以下は中国の45件、台湾の44件、日本の21件、オーストラリアの13件と続く。

 このほか、Operation Stop ITではクレジット番号を不正取引する闇サイトの監視も実施。その成果として、監視を開始した2004年6月には139件の闇サイトが検知されたが、2005年5月4日現在で新たに検知された闇サイトは10件に減ったとしている。その間、累計では700件以上のサイトを閉鎖に追い込んだという。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.mastercardinternational.com/cgi-bin/newsroom.cgi?id=1026

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( 増田 覚 )
2005/05/20 13:24

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