カカクコムは20日、価格比較サイト「価格.com」への不正アクセスによる改竄が携帯電話向けページにも及んでいたことを公表した。
今回の事件では、不正なタグが価格.com内の複数のページに仕掛けられたことで、Windowsの既知の脆弱性「MS04-013」を悪用されて閲覧者のPCにウイルスがダウンロードされる恐れがあった。カカクコムでは19日までに、価格.comのトップページやカテゴリ別ページのほか、安値お知らせメールのプログラム、「yoyaQ.com」のPC向けトップページなどが改竄を受けていたことを明らかにしていた。
これに加えて今回は、価格.comのiモード向けページ、EZweb向けページ、ボーダフォン向けページ、AIR-EDGE PHONE向けページや、Lモード向けページも改竄を受けていたことがわかった。ただし、携帯端末からの利用では感染しないと説明している。
なお、カカクコムでは20日、サービス再開について「来週の前半をめどに一部のサービスに限定した形での再開を予定しております」とのコメントを発表している。
関連情報
■URL
当社運営サイトへの不正アクセスにおける追加調査結果のご報告
http://www.kakaku.com/report/report050518.html
重要なお知らせ 16
http://www.kakaku.com/rireki/20050520-1.html
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( 永沢 茂 )
2005/05/20 19:06
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