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PC内に1人平均311曲、映像130時間分を蓄積〜野村総研がネット利用者調査


 野村総合研究所は2日、インターネットユーザーを対象に実施した「家庭内におけるデジタルコンテンツ流通実態調査」の結果を発表した。PC内に蓄積している商用コンテンツの量が1人平均で音楽311.4曲、映像130時間分に達することがわかった。また、ハードディスクレコーダーなどのデジタル家電とPCを相互利用しながらコンテンツを視聴するスタイルが浸透しつつあるという。

 調査は、インターネットユーザー1,000人を対象に、インターネット上で4月27日と28日に実施したもの。回答者1,000人のうち、ハードディスクレコーダーの保有者と非保有者が500人ずつ、iPodなどのHDD搭載携帯プレーヤーの保有者と非保有者が500人ずつになるよう設定されている。

 これによると、CDやMDなど商用音楽ソフトの楽曲をPC内にMP3ファイルなどで蓄積している人の割合が30.0%を占めた。蓄積曲数は1人あたり311.4曲(蓄積していない人も含む全体の平均)で、1曲4MBとして換算すると容量は1.24GBに相当する。さらにHDDプレーヤー保有者に限ると、蓄積している人の割合は60.4%に達し、蓄積曲数も平均485.6曲に増える。

 なお、同じくHDDプレーヤー保有者におけるCDの月間平均購入枚数は1.6枚、レンタル枚数は1.8枚で、平均保有枚数は市販CDが214.11枚、MDが26.8枚、CD-Rが25.0枚だった。また、購入したCDのリッピング率は72.3%で、累積リッピング枚数は平均135.0枚だった。一方、レンタルしたCDについてはリッピング率が55.3%、累積リッピング枚数が平均60.5枚となっており、購入したCDよりも低い数値を示している。オリジナルのCDを所有しているにもかかわらず、PCにもリッピングしておくユーザーが少なくないことがうかがえる。今回の調査ではHDDプレーヤー保有者のうち合計42.1%の人が、CDやMDを直接再生するよりもHDDやフラッシュメモリに保存された音楽ファイルを聴くことのほうが多いと回答している。

 映像コンテンツについては、テレビ番組や映画などの商用コンテンツをPCに蓄積している人の割合は全体の14.6%だった。蓄積量は1人あたり58.9GB(蓄積していない人も含む全体の平均)で、1MbpsのVHS相当の映像130時間分にあたる。ハードディスクレコーダーの保有者に限定すると、それぞれ20.4%、56.2GB(124時間分)となる。

 同じくハードディスクレコーダーの保有者においては、PCに蓄積した映像をテレビで視聴するとした人が22.0%おり、「一部の層では映像コンテンツの蓄積や視聴において、ハードディスクレコーダーとPCとを相互に利用するスタイルが浸透しつつあることがうかがえる」という。また、蓄積した映像をノートPCなどのモバイル端末で視聴した経験のある人も10.8%いたほか、PC向けのVODサービスの利用者が26.6%あった。

 野村総研では、「このような家庭内におけるコンテンツの相互移動を加速させるための『インフラ』として、今後、家庭内LANの導入が進むことが予想される」と指摘している。今回の調査では、ハードディスクレコーダー保有者における家庭内LANの構築率が50%と半数に達しており、4分の1程度が家庭内LANにハードディスクレコーダーを接続しているとの結果が出たという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nri.co.jp/news/2005/050602.html

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( 永沢 茂 )
2005/06/02 18:02

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