米Mozilla Foundationは2日、メールソフト「Thunderbird」の開発者向けアルファ版「Thunderbird 1.1 Alpha 1」をリリースした。Mozillaのコミュニティサイト「MozillaZine」で明らかにされたもので、現在、Windows版、Mac OS X版、Linux版が公開されている。ただし、あくまでも開発者や試験目的のリリースのため、一般ユーザーは既存の「Thunderbird 1.0.2」を利用するよう注意している。
Thunderbird 1.1 Alpha 1では、フィッシング詐欺目的と思われるメールを受信した場合に警告を表示するフィッシング詐欺対策機能を備えたほか、添付ファイルの削除・分離機能、RSSを利用して音声ファイルを配信する“PodCasting”への対応などRSS機能の強化を行なっている。
Thunderbird 1.1正式版のリリース時期については、現在公開されている製品ロードマップによれば6月末が予定されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mozillazine.org/talkback.html?article=6724
■関連記事
・ 「Thunderbird 1.0.2」「Mozilla 1.7.6」が公開~複数の脆弱性を修正(2005/03/22)
( 三柳英樹 )
2005/06/03 14:43
- ページの先頭へ-
|