フュージョン・コミュニケーションズとスカイプテクノロジーズS.A.は6日、両社のIP電話サービスを連携するゲートウェイ機器開発に関して、技術提携の基本合意に至ったと発表した。このゲートウェイ機器により、P2P電話ソフト「スカイプ」で050番号の着信が可能になる。
フュージョンはすでに050番号が利用できるIP電話「FUSION IP-Phone」を提供しており、今回開発を行なうゲートウェイは、FUSION IP-Phoneとスカイプの連携を図るもの。FUSION IP-Phoneを利用しているユーザーが外出先からスカイプを立ち上げることで、FUSION IP-Phoneの050番号で着信した電話をスカイプに転送し、スカイプで電話を着信できる。
ゲートウェイはフュージョンのIP電話端末として機能し、1つの050番号をさまざまなネットワークにおける複数のIP電話で同時に利用できる。ゲートウェイの設置方法は、ユーザー宅もしくはフュージョン側で管理など、具体的な方法は現在検討中という。本ゲートウェイは、フュージョンが特許を出願中。
050番号の着信はゲートウェイを利用して転送しているため、スカイプ自体は050番号を持たない。そのため、スカイプから発信する際には050番号は利用できず、スカイプアウトなどのサービスを別途利用する必要がある。
サービスの詳細は、機器がまだ開発前であるために未定。現段階では法人と個人の両方を視野に入れて準備を進めており、料金やサービス形態などを踏まえてサービスの対象を考えていくという。
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スカイプゲートウェイの概要
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fusioncom.co.jp/news/2005/20050606.html
関連記事:自宅の電話をPCで着信。プラネックスのVoIPアダプタ「VTL-TA02X」[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/8385.html
■関連記事
・ フュージョン、IP携帯電話実現に向けてメッシュネットワーク無線LANを実験(2004/12/20)
( 甲斐祐樹 )
2005/06/06 17:54
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