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5月はTCP 135番ポートへのアクセスが増加〜警察庁のネット治安情勢


 警察庁は8日、全国の警察施設に設置したファイアウォールと不正侵入検知装置(IDS)の定点観測結果をとりまとめたレポート「我が国におけるインターネット治安情勢について(平成17年5月期)」を発表した。同庁のセキュリティポータルサイト「@police」で公開している。

 5月のファイアウォールに対するアクセス件数は約69万3,000件で、4月に比べて約18%増加した。TCP 135番ポートへのアクセスが、日本を発信元とするものが約48%、中国を発信元とするものが約88%、韓国を発信元とするものが約52%増加したためだという。特に日本からはアクセスが増加傾向にあり、今後の動向に注意する必要があるとしている。

 宛先ポート番号別の内訳では、TCP 135番ポートが最も多く全体の47.9%(4月は40.2%)を占めている。以下、TCP 445番ポートが16.0%、TCP 1433番ポートが5.7%、ICMPが3.4%、TCP 4899番ポートが3.2%などである。日本を発信元とするものに限ると、TCP 135番ポートは75.2%に達する。

 発信元の国/地域別内訳では、日本が最も多く43.1%で、以下は中国が20.1%、韓国が9.3%、米国が5.5%、台湾が3.4%と続く。4月にはフランスを発信元とするTCP 5662番ポートへの大量アクセスが観測され、同国が5位に入っていたが、5月は同様の大量アクセスは観測されなかったという。

 IDSのアラート件数は約38,000件で、4月に比べて約34%増加した。日本を発信元とする攻撃が約88%、中国を発信元とする攻撃が約55%増加したためだという。攻撃手法の内訳は、ワームが92.9%、スキャンが5.8%、バックドアが0.9%、ICMPが0.4%など。Slammerワームによる攻撃が約42%増加したことで、ワームの占める割合が5月の87.1%から増加した。

 発信元の国/地域別の内訳は、中国が65.6%、米国が9.1%、日本が6.4%、韓国が4.6%、英国が2.5%などの順だった。1日ごとの検知件数の推移グラフを見ると、1カ月を通じて中国を発信元とする攻撃が突出しているが、日本を発信元とする攻撃が5月13日ごろに一時的に米国を大きく上回るレベルに増加した状況が観測されている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.cyberpolice.go.jp/detect/pdf/H170608.pdf

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( 永沢 茂 )
2005/06/08 18:49

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